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日本旅のペンクラブ  美ら島沖縄大使

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海岸清掃に650人・・・第6回 海 LoveLove フェスタ in 石垣島2014   2014年10月20日

“漂着ごみや不法投棄をなくそう”と、今年の「海 Love フェスタ」は東シナ海に面した吉原ヒュッタ海岸。台風19号の影響もあってか、延々と伸びる砂浜にはペットボトルや発泡スチロール、漁具などが多数流れ着いている。 開催当日(10月19日)は6回で初めての快晴!近隣の家族連れや高校生など老若男女、遠くは沖縄本島や台湾(沖縄・台湾漂着ごみ対策交流事業)、本土からも650人が参加、360袋分の漂着ごみ等を拾い集め分別した。 さてここからがお楽しみ、ごみ袋などを海ガメの形に並べて参加者全員が取り囲む「漂着物アート」のパラグライダー撮影。私とパイロット大城芳郎さんの出番だったが、「天気晴朗なれど風強しー」でやむなく脚立上からハイポーズ! そしてごみを“バケツリレー”で寸時に片付け、「マーレーズ」等さわやかなミニライブで疲れも吹き飛びました。 牛汁ソバ等で元気回復―「味つたえたい」の皆さんに感謝。 そして実行委員の皆さん、なが〜い準備ご苦労さまでした。

 

   
   
   
   
 
   
   
   
   

大自然が「遊び場」、そして「学び場」・・・南の島の子ども達  2014年8月26日

南の島の主役は、何と言っても天真爛漫、真っ黒に日焼けした元気な子ども達である。海や山、大自然に解き放たれれば、その遊び方は天才的。大切な仲間と創意工夫、その中から人として一番大切な “人間力” が培われていくのである。

   
   
   
 
2015年度版 大塚勝久オリジナルカレンダー 「島の光」
(光文堂コミュニケーションズ(株)発行)
2014年8月16日

第12作目、企業向け(2万部発行)のカレンダー。B3変形・13枚綴りで沖縄本島、宮古、八重山など島々の彩りをふんだんに表現しています。
                                                    (光文堂コミュニケーションズ(株)TEL.098−889−1131)

1月 緑に映える寒緋さくら (本部町) 2月 国立公園 慶良間諸島 嘉比島 (空撮)
3月 弓状に白砂が延々と続く トゥドゥマリ浜 (月ヶ浜)とアトゥク島 (西表島)
4月 名蔵アンパル (ラムサール条約登録湿地・石垣島)
5月 奇岩連なる佐和田の浜 (宮古下地島) 6月 純白の砂州ハテノ浜 (久米島)
7月 月に映えるサガリバナ (石垣島平久保)
8月 野生のハマユウ群落 (石垣島平久保)
9月 クリスタルな海景色 (宮古池間島沖) 10月 夜明けの竹富島 (町並保存地区)
11月 羽地内海暮色 (名護市)
12月 年の暮れを彩る座喜味城址 (読谷村)

星空の下、いっせいに咲き競うサガリバナ…平久保サガリバナ保存会、盛大に開花式 2014年7月6日
真夏の夜を彩るサガリバナのいっせい開花に合わせて7月5日、「平久保サガリバナ保存会」(米盛三千弘会長)は群生地でサガリバナの開花式を行いました。花の香り漂うサガリバナの会場には、中山義隆市長はじめ地域の方々や 市街地、読谷村からも 約300人が参集。平久保小学校の児童や卒業生たちがエイサー・祈願獅子舞を演じ、新曲「さがり花愛歌」(作詞・嵩原督、作曲・歌・安里隆)では、保存会のご婦人方が、歌に合わせて華麗な創作舞踊を披露しました。

   
   
   
   

平和希求の発信 ― 読谷村鳳ホールで第1回「平和コンサート」開催 2014年7月1日

読谷村高志保に建立された「さとうきび畑」歌碑、修学旅行生など多くの人が訪れていますが、このほど同村鳳ホールにて第1回「平和コンサート」(読谷村観光協会主催)が開催されました。 名曲「さとうきび畑」を作詞作曲した故・寺島尚彦氏の妻、ソプラノ歌手の寺島葉子さんの朗読や次女・夕紗子さん(ソプラノ歌手)の歌を中心に、仲間たちのサックス演奏や合唱。そして読谷中学校の吹奏楽&古堅南小学校の合唱と、総勢157名の元気な子ども達も、会場を大いに沸かせました。

平和創造展 ・ 「さとうきび畑」 歌碑記念誌写真展 (撮影/大塚勝久) 読谷村楚辺出身のソベポーポー
読谷村在住 富樫 守さんの朗読
「えんどうの花」など、混声合唱団「よみたん」
寺島葉子さんの朗読と歌 寺島夕紗子さん熱唱!
ソプラノ山口和子さん
江川真理子さんのピアノで「寺島尚彦の世界」を歌う
サクソフォンを奏でる大城正司さん 大城正司と沖縄サックスの共演
読谷中学校の吹奏楽と古堅南小学校6年生の大合唱
フィナーレは出演者、客席の皆さん「さとうきび畑」大合唱
熱唱の余韻を残してハイ!記念写真
 

平久保サガリバナ開花に向けて群落地大清掃 ― 2014年6月23日
夏の風物詩 ― 八重山の夜を彩るサガリバナ群落。蕾もたわわに、まもなく開花シーズンの到来ですが、ここ石垣島北部の「平久保サガリバナ群落地」では 開花に向けて6月22日、地域の方々や遠方から80名が参集し、米盛三千弘さん(平久保サガリバナ保存会会長 )の指導で枝葉の手入れや草狩りなど周辺清掃を行いました。
汗をかいた後には美味しい汁ソバに舌鼓、あとは7月5日の開花式 (午後7:30 〜 午後8:30 )を待つばかりとなりました(タイミングよく咲いてくれますように・・・)。

   
   
   
   
   

第34回日本旅のペンクラブ賞は“コウノトリと共生”する兵庫県豊岡市-“環境観光”に取り組む 「石垣市観光交流協会」(第33回旅ペン賞)と力強い握手! 2014年5月20日
5月16日は「旅の日」。日本旅のペンクラブ(中尾隆之代表会員)は、旅の文化向上に寄与した団体等に贈る「日本旅のペンクラブ賞」表彰式を東京文京区の椿山荘で行いました。 昨年の「旅ペン賞」は“環境なくして観光なし”と長年、環境保全活動を推進してきた「石垣市観光交流協会」(宮平康弘会長)でしたが、豊岡市は、国の特別天然記念物コウノトリが昔ながらに棲める環境づくりを進め、「環境と観光経済」が共鳴する地域に蘇らせました。 中尾隆之代表から表彰状を贈られた豊岡市の中貝宗治市長さんと“乾杯の発声”をつとめた宮平康弘会長さん、こころが通い合う北と南の3名が力強く握手を交わしました。詳しくは日本旅のペンクラブHP
宮平康弘会長(左)・中尾隆之代表(中央)・中貝宗治豊岡市長
 
講演会で「環境と経済が共鳴する地域創り」を披露する豊岡市長の中貝宗治氏 第34回旅ペン賞―功績を讃えて豊岡市の中貝市長へ
謝辞を述べる中貝市長 恒例「旅の日」川柳大賞発表・贈呈式
“乾杯の発声”をつとめる宮平康弘石垣市観光交流協会会長 歌&踊りあり豪華景品があたるお楽しみ抽選会など、記念パーティは盛りあがりました。

石垣島平久保のサガリバナ群落「美ら島おきなわ 花と緑の名所100選」(主催:沖縄県)に! 2014年3月27日
石垣島最北端、平久保川上流にある約300本自生している「サガリバナ群落」が、このほど「美ら島おきなわ 花と緑の名所100選」(主催:沖縄県)に選ばれました。7月初旬から9月中旬にかけて満天の星空の下、甘い香りを漂わせて咲き誇る一夜かぎりのサガリバナ・・・2005(平成17)年の春、米盛三千弘さん(72)、邦子さん夫婦(平久保在住)が畑近くの森の中から一本の大きなサガリバナ古木を発見、さらに森に分け入ってみるとその数なんと300本余り。以来9年間、害虫駆除、雑木雑草・枝葉の手入れなどボランテア作業で保護・管理、2011年6月には夫婦で100メートルの“手作り遊歩道”まで完成させました。

その熱い思いを共有し人の輪が広がって、翌月2011年7月に結成された「平久保サガリバナ保存会」(米盛三千弘会長)。周辺の清掃活動や環境整備などボランテア活動が県にも高く評価されて、平成25年度「沖縄、ふるさと百選」にも認定されました。サガリバナの森を増やす運動も、石垣市観光交流協会「さがり花100人植樹」や「平久保小学校卒業記念植樹」、「日本旅のペンクラブ(関西&関東)」来島記念植樹などで現在500本余りに増えています。環境省は近隣の大群落を含めて「国立公園化」を計画、準備を進めています。今やこのサガリバナを核として官民一体となった環境保全活動 ― 未来の子ども達への大きな贈り物です。

*開花に向けての「平久保サガリバナ保存会」活動計画  
  6月22日(日) 清掃活動(午前9時〜正午)       7月5日(土) 開花式 (午後7時〜午後8時30分)詳細は後日

朝日さす平久保の山並みに映えて・・・最初に発見されたサガリバナ古木 ( 撮影 2012年7月3日 6:17AM )
  サガリバナの手入れに余念のない
米盛三千弘・邦子夫妻
(2012年9月14日)
平久保小学校卒業記念植樹
(2013年3月22日)
官民一体大清掃
(2013年6月2日)
石垣市観光交流協会主催「100人植樹」
(2013年11月17日)

3月5日は“サンゴの日”。サンゴ礁の保全活動「石垣島サンゴウイーク2014」 2014年3月15日
 
ことしも3月5日、“サンゴの日”にちなんで1周間、美しいサンゴ礁の景観を守ろうと「石垣島サンゴウイーク」(同実行委員会主催)イベントが開催された。
漂着ゴミの多い伊野田海岸での「ビーチクリーン」や真栄里海岸での海の自然教室「イノーのコーラルウオッチ」、養殖サンゴや魚介類に触れることができる「サンゴ礁タッチプール」、www しらほサンゴ村で開かれた「サンゴカフエ」調査報告会や赤土流出防止対策「月桃植え付け」、八重山ダイビング協会による「オニヒトデ駆除」など、島を挙げての環境保全活動の展開となった。
漂着ごみが流れついた伊野田海岸 悪天候で一般参加は中止。なれど実行委員の皆さん雨中の海岸清掃。
2時間で漂着ごみ袋76個、ブイ16個など。 ご苦労さま!地域の皆さんと石垣市観光交流協会青年部、
海LOVEネットワークのお姉さん方。
真栄里海岸で海の自然教室(石垣自然保護官事務所) 干潮時のイノー(サンゴ礁に囲まれた浅瀬)で
生き物観察とサンゴの健康診断「コーラルウォッチ」
   
国際サンゴ礁研究所・モニタリングセンターにて海の勉強会 サンゴサポーターで詩人の俵万智さん指導による「短歌発表」。
養殖サンゴやお魚、貝、ナマコなどが自由に触れることができる
「サンゴ礁タッチプール」(八重山漁業協同組合サンゴ養殖研究班)
120cm水槽内にサンゴ礁を再現−ハイ、記念撮影(ビーチホテルサンシャイン)
サンゴ礁保全・月桃植え付け作業
(NPO夏花・WWFしらほサンゴ村、白保魚湧く海保全協議会)
白保轟川周辺の農地にて
月桃植え付け500本 ご苦労さまでした。

韓国グループ「7942」 歌と ビーチクリーンに参加  
人気急上昇中の韓国5人組グループ「7942」日本デビューを機に、南ぬ島石垣空港開港1周年記念「TSUnDAMI(つんだみ)アイランドフェステバル」と美ら花グループ創業60周年記念企画「交流の集い」に参加、大阪からも多数のフアンが詰めかけ終始会場を湧かせていた。 彼ら「7942」の目的はもうひとつ、石垣島でビーチクリーンに参加したいということ。海外からの漂着ごみにハングル文字が記されたペットボトルなどが流れ着いていると聞いて心を痛めたからである。9日早朝からは海岸清掃に精出す島のご婦人方に仲間入りして大いに汗を流した。帰国後メンバーは「ポイ捨てはやめよう」と呼びかけて行きたいとも。音楽を通じての文化交流から、漂着ごみを通じての“環境美化交流”―八重山から世界に呼びかけたい交流のひとつである。
9000人の観客の前で「TsunDAMI(ツンダミ)ISLAND FESTIVAL」の
オープニングアクトを務めた韓国グループ「7942」
ビギンや夏川りみ、きいやま商店などと共に出演。フィナーレは新空港PRソング「おかえり南ぬ島」
南の美ら花ホテル ミヤヒラで「7942交流の集い」
真栄里海岸のビーチクリーン ・ 商工会のご婦人方 ビーチクリーンに参加、ハングル文字が記されたペットボトルを手に「7942」

石垣市観光交流協会 創立50周年を盛大に祝う−記念事業に「さがり花100人植樹」や「写真展」開催

= 日本旅のペンクラブ会報「旅びと」2014年1月号より(文・写真/大塚勝久)=
2014年1月30日
「環境なくして観光なし」と率先して環境保全活動を推進した「石垣市観光交流協会」(宮平康弘会長)。昨年「第33回日本旅のペンクラブ賞」を贈呈したが、このたび創立50周年の節目を迎え、去る11月29日に市商工会館2階ホールで盛大に式典が開催された。 同協会は昭和38年8月に設立。“手探り”観光から出発し、離島ブーム(平成19年)、「金融危機」、「東日本大震災」を乗り越え、昨春の「南ぬ島石垣空港」開港やLCC就航効果で年間94万人を達成した。紆余曲折はあったものの50年の歳月を経て今や八重山のリーディング産業にまで発展している。 記念式典では、歴代会長や役員、地域の観光発展に尽力した468個人・8団体に宮平康弘会長から感謝状と表彰状が贈られた。 特別表彰は、石垣島の自然保護活動の一環として「美ら海、美ら山募金推進協議会」設立(平成16年)に協力、環境保護支援活動等をしておられる堀川一晃氏(株式会社ウイザス代表取締役会長・日本ユネスコ国内委員会委員)に表彰状が贈られた。

式典後は会場を「南の美ら花ホテルミヤヒラ」2階ホールに移し、お祝いに駆けつけた我々「旅ペン」メンバー5名(大野理事、池内理事、三浦、湯達、大塚)も加わって盛大に祝賀会が開催された。 中山義隆石垣市長や川満栄長竹富町長らが来賓祝辞、伊良皆高信市議会議長の乾杯の音頭で創立50周年を祝い、舞台では観光バスガイドのお嬢さん達や運転手さん(東バス)による唄・三線・指笛など軽快な「八重山民謡ショー」で会場を湧かせた。 続いて50周年記念事業の一環として文字通り花を添えた地元歌手ミヤギマモルさんが「月夜のさがり花」(作詞 田島信一氏・作曲 田本徹氏)を歌い、CD化されてのお披露目ライブで、ピンク色に着飾ったご婦人たちの華麗な踊りも加わって宴はいっそう盛り上がった。

「環境保全型観光」に取り組んでいる同観光交流協会は、歌の舞台となった平久保半島のサガリバナ群落(昨春旅ペン関西・関東メンバー取材例会で植樹した)地で保存会(米盛三千弘会長)の協力を得て、50周年記念の「さがり花100人植樹」も開催。夜を彩るサガリバナを核に原風景を撮り続ける私、大塚勝久の記念写真展(石垣市役所内)も加えてもらって、美しい自然環境の保護と、「星空」や「花」など新たな観光資源のPRにも努めさせてもらった。
日本旅のペンクラブ会報「旅びと」2014年1月号
 

平和希求の発信 ― 「さとうきび畑」歌碑建立・記念誌発刊 2014年1月26日
平和希求の「さとうきび畑」歌碑広場 除幕式に歌う読谷村の子ども達 「さとうきび畑」歌碑建立記念誌
1967年に生まれた「さとうきび畑」(作詞作曲/寺島尚彦)。普遍的な世界平和を希求する名曲として、世代を越えて半世紀ちかく歌い継がれています。 2004年3月23日、寺島先生は永眠されましたが、その意志を次世代に繋ぐべく「さとうきび畑」歌碑建立実行委員会(会長・石原昌家沖縄国際大学名誉教授)を立ち上げ、2012年4月1日、海の見える読谷村高志保地区に歌碑広場が完成、除幕式にいたりました(一連の報告は2013年6月16日ブログ )。読谷村はじめ歌碑建立関係諸氏、そして寄付・ご支援頂きました全国の皆さまに実行委員のひとりとして厚くお礼申しあげます。全国各地で13回もの「歌碑建立資金造成コンサート」を成し遂げられた寺島ファミリー、緑陰会の皆さん、本当にご苦労さまでした。歌碑は読谷村に譲渡、「読谷村観光協会」(小平武会長/歌碑建立副実行委員長)の管理のもと、修学旅行等の平和学習の場として広く活用されています。 このたび発行された「さとうきび畑」歌碑記念誌(発行/「さとうきび畑歌碑建立実行委員会・非売品)は、歌碑建立実行委員会立ち上げから、起工式、除幕式、1周年記念コンサートまで1年半におよぶ記録写真200点、経過報告、関係諸氏の思いが192ページにわたって綴られています。 ページを繰るごとに、尚彦先生との懐かしい想い出がよみがえります。 とくに印象深い2003年7月15日の出来事をこの記念誌に投稿いたしました。

寺島尚彦先生との出会い
風雨の辺戸岬での尚彦先生 摩文仁で尚彦先生と

全国の皆さまの温かい寄付金で昨春、読谷村高志保に完成した「さとうきび畑」歌碑広場。 2013年6月15日、 「慰霊の日」を前に 1周年記念のコンサートが鳳ホールで盛大に催されました。 日暮れとともに「歌碑」は美しくライトアップされ、ローソクを手にした子どもたちの平和を祈る歌声が、月夜の空に響きわたりました。
その子どもたちと故・寺島尚彦先生を繋ぐかのように、天空に向かって伸びるサーチライト。幻想的な雰囲気のなかで生前、尚彦先生と語り合った懐かしい想い出が蘇ってきました。 長いあごヒゲを伸ばした尚彦先生との出会いは2002年6月、那覇市のホテルでした。
初対面でしたが、それまで随分「さとうきび畑」の歌には“お世話”になっているので、意気投合するのに時間はかかりませんでした。そして生まれたのがエッセイと写真で綴る小学館の「さとうきび畑ざわわ、通りぬける風」(寺島尚彦・大塚勝久共著)でした。以來、来沖されて仕事を終えられた後は、よく一緒に各地をドライブしたものですが、あの穏やかな性格の先生が一度だけ“駄々っ子”のように我をとうされたことがありました。 2003年7月15日は風強く大雨の日でした。東京に帰られる前日でしたか、ホテルでコーヒーを飲みながら尚彦先生、突然「辺戸岬」に行きたいと言い出しました。 「先生、辺戸岬は沖縄本島最北端、何もこんな大雨の日に行かなくても・・」との声には耳貸さずスタスタと車に乗り込んだのです。案の定、断崖絶壁の辺戸岬は海風強く、横なぐりの雨。が、先生は傘もささずに断崖に立ち、水平線をいつまでも眺めておられました。 あまりの緊迫感に声をかけることはできませんでしたが、先生の目線はかって日本と沖縄を隔てていた北緯27度線。万感の思いが伝わってきました。そしてこれが尚彦先生の沖縄“最後の旅”となったわけです。 2004年3月23日、尚彦先生は永眠されましたが、音楽を通して「平和」を祈り続けられました。その思いを形にしたのが「さとうきび畑」歌碑です。歌碑を建立するにあたっては、「歌碑理念」が子々孫々に引き継がれるよう、2012年4月1日「さとうきび畑」歌碑建立実行委員会は、「ざわわ憲章」を制定しました。この歌碑を基軸にして世界に「平和」が訪れますよう、祈り続けたいと思います。                               

実行委員 大塚勝久
     

             「 ざわわ憲章 」

♪歌碑は、いくさのない世界をめざすため に活用します。

♪歌碑は、こどもたちの平和な心を育むために活用します。

♪歌碑は、戦没者の無念の思いを後世に伝えるために活用します。

♪歌碑は、沖縄に点在する平和学習の場のひとつとして活用します。

♪歌碑は、さとうきび畑の自然景観を守るために活用します。

♪歌碑は、作者が詩と曲に込めた平和の精神を歌い継ぐために活用します。
「さとうきび畑 」 歌碑建立実行委員会 制定 (2012年4月1日)

第11作・2014年度大塚勝久オリジナルカレンダーおきなわの彩「島の光」
(発行/光文堂コミュニケーションズ(株))
2014年1月1日

企業向け(2万部発行)のカレンダーですが、新春にふさわしい世界遺産・今帰仁城跡の寒緋さくら風景から始まって伊江島、久米島、宮古、竹富島、そして石垣島の新観光名所「平久保サガリバナ群落」など、今年も光輝く島々の季節の香りをお届けします。

                                             エコツーリズム推進カレンダー

   

1月 今帰仁城跡 2月 北中城のひまわり
3月 海中道路景観(うるま市)
4月 伊江島のテッポウユリ
5月 梅雨時 − 石垣北部の牧場 6月 石垣島平久保のサガリバナ
7月 池間島の海
8月 石垣島平久保崎
9月 竹富島 10月 久米島ハテの浜
11月 宮古島下地与那覇湾
12月 恩納村の夕日
 
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